12月の研修は保土ヶ谷公園でロープワーク。
始まる少し前まで大雨でしたが、皆が集合した頃には雨もあがりました。
今日の講師は、YPC元プレイリーダーのはんすとアシスタントのまさみっちょ。
参加者は、プレイリーダーとプレイパークの世話人やロープワークに関心のあるボランティアの方たちです。
本日のねらいは、「ロープワークの共通認識をもつ」
横浜のプレイリーダーはいろいろな現場に配置されるので、共通した基本の結び方が必要。だれもが認識できていることが必要です。そのために今日は確認をしていきます。
1.まずは、ロープの選び方、ロープの点検、摩耗の状態、強度等 確認します。
2.設置する前にすること
ケヤキやクスノキなど表面が丸い木を選ぶ。養生する意味。基本の結び方、ねじり結び・ふた結びなどを確認。
3.2組になって、ロープで遊具を作ります。
想定は、月に1回日曜日開催の保土ヶ谷公園です。
①ターザンロープ ②ブランコ ③モンキーブリッジ ④くもの巣
時間までに2人で協力して遊具をつくります。
時間がきたら、それぞれの作った遊具の所で、
・最初につくる意図
・なぜここに作ったのか、選んだ理由
・気を付けたこと
を説明してもらいました。
①ターザンロープ
入ってきて目立つところに作った。
気を付けたところは、地面に石が落ちていないか。動線は大丈夫か、下に挟まれない高さ。
起こりうるリスクは?ブランコに乗っていない時にここにぶら下がったら?乗っていた子が突然降りたら?等、皆で想定してみる。
②ブランコ
気づいたこと:長すぎるロープは危険。ロープが緩んでいるとふり幅が予想しにくい。座面はできるだけ柔らかいものを。
③モンキーブリッジ
通路沿いなので動線といえば動線だが、目に留まる場所だからあえて選んだ。
通常は、上のロープと下のロープの間にロープを結ぶ。それは、登る手がかりにしたり、小さい子と大きい子が一緒に乗ったとき振り落とされないためにも結ぶ。
④クモの巣
あちこちに張り巡るくもの巣。ロープが足りなくなったら結ぶ。長いロープは結びにくいし外すのも大変。
張る距離・木の太さ・ロープの長さを考えることが大切。
クモの巣ロープ遊具 誕生秘話
実ははんすが現役の時に考えた遊具。
子どもと作りながら遊べるものはないか・・・と考えているところに、小2の子が「ひっかければいいじゃん」確かにひっかければ乗れる。要所要所で結べばいい。と二人で試行錯誤して開発した。
いつのまにか定着して皆が作るようになってきた。
なにが危ないのかはやってみないとわからない。失敗しないがらわかっていく。
ただ、ロープは緩む、なんでほどけるのか。ほどけないのか。ロープのメカニズムを理解しておくことは大切。わかっていないと危険だよ。
講師はんすが子どもと共に遊具を発明したという話を聞きました。
はんすもプレイリーダーになったばかりの頃は、うまくできなくて、何度も失敗を重ねていくうちに、ロープ遊具を作ることが楽しくなってきたそうです。
そんな失敗談を含めたお話には、プレイリーダーとしての資質や子どもへの愛情が感じられました。
ロープで遊具を作れることができればいいという事ではなく、子どものやってみたいことを一緒にやってみる、工夫しながら子どもの遊びの世界を広げていくことがプレイリーダーにとっても楽しい魅力的な遊びだということを改めて気づかせてもらったのではないでしょうか。
はんすは現在、まさみっちょと一緒にフリーランスとして活動をしています。
いろいろ楽しい事を企画、実施出来る人たちなので、ぜひ声をかけて活動に活かしてください。
よろしくお願いします。