プレイリーダー研修~アサーティブを学ぶ~

神奈川区地域子育て支援拠点かなーちえから年間を通して神奈川区内3カ所のプレイパークに「情報や相談の出前」に行っていることもあって、かなーちえを会場にし、塚原施設長からアサーティブを学びました。
ひろばに来ている皆さんに、プレイパークやプレイリーダーを知ってもらういい機会になりました。
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プレイリーダーは日頃から、こどもや親、地域の人、世話人、行政や企業の人たちと関わることが多いので、コミュニケーションの仕方を学ぶ学習となりました。

アサーティブとは、こじれない人間関係のレッスン。
相手を責め自分を責める。人格やコミュニケーションスキルを責めていても相手は変わらない。変われるのは自分だけ。自己信頼が大切だという考えです。

そのためには、まず自分の感情を手にとって眺めてみよう、と感情のワークショップが行われました。
「うれしい」「寂しい」「悲しい」「楽しい」「緊張」「疲れ」等、感情の書いてあるカードを1枚引きます。引いたカードの気持ちになる時はどんな状況になっているか、話して、皆にあててもらうというゲームです。そして、その感情の意味を解説してもらいました。
自分の気持ちに率直に向き合うことで、人はそれぞれ尊いんだということに気づいていくそうです。
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その後、4つのコミュニケーションステップを学びました。
①切れるステップ ギャオス
②ためるステップ おどおどくん
③こもるステップ むっつりくん
④相手の気持ちに率直に伝えるアサーティブくん
さあ、自分はどのステップを使っているだろうか?

そして、最後に 気持ちを伝えるDESC法を学びました。
D 描写 客観的な事実を共有
E 感情 その時の感情
S 提案 相手の立場も考える
C 選択肢 いいか悪いか相手に考えてもらう

こんなにスマートにコミュニケーションがとれたら素敵ですね
自分が変わると人も変わってきて、気持ちのいいコミュニケーション。いい関係に変化していきます。
ますます、人と関わるのが楽しくなってきますね。
なかなか難しいですが、今回の話を聞いてプレイリーダーたちも様々な気づきがあったようです。

プレイパークにおいて必要な場面は多いと思います。特に何かやりたいことの提案があり、それがそのままでは実現が難しい場合にアサーティブなコミュニケーションが有効だと思いました。
・プレイパークでの日常的な子どもや青年たちとの会話に、アサーティブの精神を取り入れていきたい
自分の感情をしっかり伝えつつ、相手の意見もしっかり聞く。相手の気持ちも自分の気持ちも大切にする。
・4つのステップを知った事で、ああ、自分の気持ちは本当はこうなんだな〜、本当はこうしたい(相手にこうして欲しい)という気持ちが無意識に出てるんだなと、振り返るいい機会になりました。それは、まさしく相手にも当てはまる事なので、現場に限らず、実生活の中でも、相手とのより良い関係を築くために使えると思います。