プレイリーダー研修~危険とつきあう力をつける~

本日の研修は、大垣内弘美さん通称かきが講師。

世田谷でプレイワーカーの経験があり、現在、世田谷ボランティア協会の職員をされています。

今回は、危険とつきあう力を育てる、という視点でお話いただきました。

コロナ禍での課題は、コミュニケーション不和

命の問題を目の前に価値観が衝突。コロナ禍で遊び場を開ける覚悟と共通認識が大切だということ。そのためには仲間と腹をわって、たくさん話してコミュニケーションをたくさん取らないとなりません。

まずは自分の気持ちの動きや考えを大切にしよう。自分の心の内側に目を向けよう。

仲間だからこそ気持ちが緩まる。

緊張を放ち、自分の内側に宿るものに気づくいてみよう♪というところでワークが行われました。

 

そこで皆さん雑談していますか?

ワーク1 雑談タイム

3グループに分かれ、今日呼ばれたい名前とマイブーム。あ~意外と知らないあなたのマイブーム。自分のブームってなんだ?改めて考えると何だろう。コロナ禍だから生まれたマイブームもありました♪

 

次は、コロナ禍での市民活動が伝えられました

(1) 原点回帰:社会貢献活動ってなあに? そもそもボランティアって何?

     ボランティア 言葉の語源

      ・ラテン語volaが起源。 ~を欲する 喜んでする

      ・英語のwill   志す・進んでやる

    やる気×世直し×手弁当 の活動

 公共と違うところは

   ①臨機応変な取り組みができる

   ②困りごとへ自分なりにアプローチができる

そうそう、横浜にプレイパークを創ろうと思った気持ちを思い出しながら聞いていました。

(2) コロナ禍 子どもたちの挑戦!

「子どもたちがどうにかして形にする」という世田谷の事例を伺いました。

自分たちのやりたいを自ら作り出す。仲間たちに「やりたい」をシェア。病気があってもできること。高齢者にお手紙を書く。夏ボラzoomで配信など

 

ワーク2 自分の内側をシェア・・・コロナ禍で考える私のこと

 

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コロナ禍で困ったこと・気づいたこと/発見

(3) そもそも遊び場ってなんだ? 遊び場が果たす役割

遊び場づくりは支え合いのまちづくり

 子どもたちが自由に遊ぶためには大人は地域を変えなきゃ!

 日ごろから地域との連携をとることが重要。つながりを感じる地域。子どもも大人にとっても暮らしやすい街にする。

遊びとは「やってみたい!楽しそう!」と思えること。遊びは人を集め、繋ぎ、動かす。

遊びの力で人が変わりまちが変わる。

プレイリーダーはみんなの遊び心に火をつけるのが役割だ~!

①子どもの遊び環境を創出する

②自ら新しい子どもの遊びを誘発する

③遊びの輪を広げ、人と人を繋げる

④社会の中で遊びの価値を発信!

迷ったときは振り返る。

 ・子どもの力になっている?奪ってないか?

 ・よい問いを立ててみよう→ここが突破口になり人に伝える力になる

話をすることでエンパシー(他人の感情や経験を理解する能力)を感じる。

日常の場でたくさん話してみてね、とコミュニケーションの大切さを強調して講座が終了しました。その後の講師のプレイワーカー時代の生の経験の話が、プレイリーダーにとって響いていたようでした。

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気づきの種まき

東日本大震災の時もそうでしたが、コロナという得体のしれないものに遭遇したとき、プレイパークを開いていいのか?今だからやりたい、イヤ感染がこれ以上広まってらどうする?、ただただ不安、など感情や価値観の違いが浮き彫りにされました。

だからこそ話していくチャンス。

自分の団体を船にたとえ、沈まないように航海するには、積み荷が重くないか?掲げた旗(ミッション)は何か?を考えることは、組織運営するには大切な視点ですね。

何かあったときは、そのミッションを確認して皆で話し合うことが大切だということを改めて確認しました。