研修レポート

7月15日(金)桜木町横浜市市民活動支援センター4階セミナールームにて
プレイリーダー・現場スタッフを対象に研修を行いました。
今日はその研修レポートをお届けします!

テーマは、「発達に課題のある児童青少年の支援体制」
発達に課題があるお子さんやその保護者の方が来園された場合、
スタッフとしてどのような関わり方が望まれるのかを学びたい!
というプレイリーダーたちからの熱い思いからこの講座は開催されました。

10時から12時までの研修の前半は、公益財団法人よこはまユース「知っておきたい!子ども・若者どこでも講座」の講師派遣制度を活用させていただき
横浜市東部地域療育センターから鈴木豊子先生を講師にお招きしました。

タイトルは『発達に課題のあるお子さんの支援体制と発達障がいについて』
青少年と向き合い青少年の育ちを地域全体で見守るために、
横浜市の療育センターについて・障がいの理解・支援のための工夫について、
発達障がいの特徴を持つお子さんの特性やそれに対する支援の仕方、現状の問題点などをわかりやすくお話ししていただきました。
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日ごろから発達に課題のあるお子さんや保護者の方と接する機会のある各現場の運営スタッフからの積極的な質問もありました。
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講演が終わってからも質問&意見交換は続きます。
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お昼休みを挟んで、13時から指導室Momo代表萩原京子先生にいらしていただき
発達障がいがある人への理解・現場での接し方についてお伺いしました。
幼児・未就学児から中高生まで数多くの子どもたちに関わっていらっしゃる先生のお話は、
鋭い切り口ながらも、とてもわかりやすくユーモアにあふれ、
日ごろ温かなまなざしで子ども達に接している普段のお姿が目に浮かぶようでした。
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※先生のご意向により写真に加工を加えています


最後に、今回に学んだことから私たちYPCネットワークに今できることが何か
考えてみたいと思います。


【本日学んだこと・私たちに何ができるか?】
・発達障がいについて正しく理解すること。
・『子どもの気持ちを分かりたい』という気持ちで接していくこと。
・保護者の方の気持ちに寄り添ってあげることが大切。
・障がいのある子もそうでない子もどんな子どももスモールステップで成長していくことが必要。
・「できない」ことよりも「できること」に注目してあげること。
・遊びのルールや安全を守るための約束は端的にわかりやすく。
・突発的・予想外のことは苦手なことが多いので、はじめに説明やシミュレーションしてあげて
 先の見通しが立つように工夫する。
・できたら視覚に訴えてあげることが効果的。
 文字や視覚マークを掲示しておくなど遊び場のユニバーサルデザイン化を!

私たちプレイパークのプレイリーダー・現場の運営スタッフは、
教育機関とは別の世界であるプレイパークという遊び場で直接的に親子に関わっています。
そしてそれは、障がいの有無には関わらず
「全ての子どもたちの健やかな育ちのために」
必要でありとても意義のある存在だと思っています。

今日学んだこと・感じたことを胸に
プレイーパークとしてできることを考えて
日々の活動の中でベストを尽していきます!
小さなきっかけが大きなうねりとなって良いほうに変わって行きますように。。

鈴木先生、萩原先生、よこはまユースの皆さま方本当にありがとうございました!

よこはまユース
「知っておきたい!子ども・若者どこでも講座」の情報はこちら

YPCネットワークでは今回この制度を利用させていただきました。
平成29年2月28日(火)まで募集中だそうです。