つるみプレイパーク訪問記 in 入船公園

2月とは思えない暖かさ。

入船公園は工場に囲まれた公園ですが、あちらこちらにお花の看板。

管理事務所の前には可愛らしい花の鉢がたくさん並んでいました。さすが「サカタのタネ」が指定管理の公園です!

広くて解放感のある公園の一角でプレイパークは行われていました。

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コロナ禍で行うプレイパーク。本来なら、こどもも大人も集まって、汚れることも気にせずに遊んだり、同じ鍋のものを食べたりするのが楽しいプレイパークですが、感染に気をつけながらいろいろなことを工夫して開催していました。

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火を使う場所では

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カンカン七輪の貸し出しをして密にならない工夫を

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ロープ遊具

ソーシャルディスタンスがとれるよう設置してありました。

 

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ターザンブランコ

 

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お絵描きコーナー

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コロコロ・・・

お絵描きコーナーやコロコロ玉ころがしなど、小さい子どもたちも楽しんでいました。

たまたま初めてきたご家族も、プレイパークの主旨に感動し、また来ることを約束して帰られました。

こんな時だからこそ、外で体を動かして思いっきり遊ぼう! 

改めて感じた1日でした。

 

つるみプレイパーク 詳しくはコチラ

つるみプレイパーク (teacup.com)

プレイリーダー研修 ~子どもの遊びに関わるために必要なこと~

令和3年1月の研修は、今年度の総会にお招きする予定だったTOKYO PlAY 代表理事の嶋村仁志さん。横浜のプレイパークの立ち上げの時に大変お世話になった方です。

毎年、プレイリーダーの研修に来ていただいています。

今回も、プレイリーダーは研修室に集まり、運営者はオンラインで参加していただくハイブリッド式の研修となりました。

 

緊急事態宣言がでたときの他都市の自治体の対応や感染予防しながらの開催のアイディアなどが紹介されました。

また、子どもの遊びに関わるために必要なこと4点があげられました。

1.自分の子ども時代を振り返り自分の中の「感覚」の軸を作る

2.自分の仕事が今の社会でどれだけ大切なのかを知る

3.どうすれば質の高い環境をつくれるのか

4.こどもと遊びについての知識や考え方を知る

 

ここから、ワークです。

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それぞれの強みを活かして戦います!!

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仲間と一つの目的に到達するためには、それぞれの強みを活かしてやっていく。そのためには信頼感が必要だという事を実感できるワークです。

それぞれの強みを出し合うワークはオンラインの中でも実現することができました。

 

その後、自分の実践はどうやって育てていくのか、振り返りの循環、思考の4つの事象を学びました。

子どもと関わる上で必要なことはリフレクションと言われる振り返りのこと。

振り返ることで、自分の内面を見つめ、自分の実践を深めます。

深く振り返るのは実はとても難しい。自分の価値を信じ、自分の振り返りを深く探り、逃げそうな自分に向き合い、勇気を持って次への一歩を紡ぎだす。

そんな作業ができるためには人間的な成熟や訓練が必要で、ただプレイリーダーだというだけでは難しいかもしれない。

という講師の言葉が胸に突き刺さりました。

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あらためて、子どもに関わる仕事は、常に学び、自分自身を高めていく意欲が必要だという事を、横浜のプレイリーダーと共に確認しました。

 

プレイリーダー研修~「子どもの身体の動きを体感しよう!」 〜今の子どもたちの身体の使い方を知り日々の遊びに活かしてみよう〜

三保ねんじゅ坂プレイパークで研修。

12月は、体育協会でインストラクターをされていた、三保の世話人大曽根さんが講師。

紅葉🍁の美しい里山を眺めながら、暖かい日だまりの中で、こどもの遊びの動きを想像し、遊びを考え、動いてみました。また、自分達の体のメンテナンスの方法も学び、リラックスした時間にもなりました。

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まずは準備体操

昨今の子どもたちの運動能力についてのお話の中で、恐いと思うと手を離して落ちてしまう、という現象が現れているようです。また複数の動きを組み合わせた動きが苦手になってきているとのこと。

プレイパークで様々な遊びを楽しんでいく中で自然と筋力や体の使い方が身についてくるそうです。子ども達の体の動きを高めるには、「遊ぶ」ことが大切。ということが再確認できました。

 

体の動き「走る」「跳ぶ」「投げる」等、いろいろな動作を合わせた遊びをグループに分かれて考え、皆でシェアしあいました。

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斜面を使っての遊び

 

現場で常にこどもの動きを見ているプレイリーダーが、「こどもの遊びから見えること」や「遊びを通して気づくこと」をプレイパーク以外に発信していってほしい、という講師からの投げ掛けがありました。

 

プレイパークの役割は、たくさんあります。自分の体に気を付けながら、こどもの遊びに関わる者として、様々なことを意識できるように、研修は続きます!

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自分の体のメンテナンス

 

プレイリーダー研修~リスクマネージメント~

プレイパークには欠かせない研修、リスクマネージメント研修。

今年度も、環境創造局と共催にて行いました。大きな会場を用意してくださったのでプレイリーダーだけでなく、世話人の皆さんも参加していただきました。

 

1部は、「コロナ再開後の活動について」と「事故事例について」

2部は講演「プレイパークで使う物品の出し方、それにより想定される怪我、予防と対処」

講師は、元YPCネットワークプレイリーダー 山尾敬さん(ケイ)です。

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今年は、物品に焦点を当てたリスクマネージメント

■リスクとハザードとは

■場への物品の出し方

■開催中のハザードの発生に気づく

■場をデザインしていくPDCA サイクル

 

最初に、「遊びの豊かさのために」

ワーク1  あなたのプレイパークに、どんな素材や道具を用意したいか

ワーク2  道具をなくならないようにする工夫。とコロナ感染防止の方法。

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を書き出し、何人かでシェア

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世話人さんたちも熱く語っています!

やりたいことがあっても、その日によって人手がなかったり時間がなかったり。

用意した物品によってもリスクとハザードが生じます。

「遊びに役立つこと」と「リスクマネージメント」のジレンマ。

何に気を付けなくてはならないのか、を考えます。

リスクのある道具の例、物品から生じるハザードの例、場への物品の出し方、貸し出しの注意点、紛失を防ぐ方法、開催中に新しく発生するハザードに気づく、散乱の考え方、破損に気づく。場をデザインするPDCA サイクル

等、たくさんの事例を具体的にわかりやすく話してくださいました。

普段から、日々気にかけて現場にいるプレイリーダーたちも、あらためて確認できたことや新しい発見もあったようです。

 

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平成27年に公園緑地維持課の皆さんと共に作成した冊子も教材

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リスク管理」と「ハザード除去」の考え方や方法をあらためて確認し、大きな事故が起きないように、「子どものやってみたいこと」ができる場を作っていきたいと思います。

 

研修報告 ~遊び場を豊かにするための振り返り~

9月18日(金) YPCネットワーク元プレイリーダーの高橋利道さんをお招きし研修を行いました。

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初めてのリアル&オンライン形式での研修。世話人の方たちにも家で聞けるようにオンラインでつなぎました。

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初のハイブリッド研修

毎回、プレイパークを開催した後に、プレイリーダーは1日の振り返りシートを書いて、相方のプレイリーダーや世話人とシェアしています。

今回は、何のために振り返りをしているのか、日誌を書いているのか、なぜ大切なのか、日誌を書くことの目的などを改めて考え、深堀りすることがテーマです。

 

講師から、今までの経験を整理し、語ってくれました。

・プレイリーダーの限界がその遊び場の限界。その限界を広げ続けるために。本当にできないのかを問い、行動する

・子どもの「やりたい」を可能に

・自分のモノサシをつくる

・自分の言動の意図を他者に伝えられるように

・パートナーと共有することが大切。

・気づけないことに気づきあう。

世話人に考えを伝える

・プレイリーダーでは気づかないことに気づいてもらう

 

その後、プレイリーダーは日誌を書き直してみるワークを行いシェアしあいました。

 

子どもが遊びを通して自ら育ち、ありのままの自分として日々を生きることができる環境を創るには、プレイリーダー自らを省み続け再構築し続けることが大切、という講師の熱い言葉が皆の心に響いていました。

 

プレイリーダーたちがワークをしている間、世話人さんからの質問にチャットで答えてくれる丁寧さ。さすがです。

 

プレイパークはプレイリーダーと世話人が両輪で開催しています。

地域と共に、一緒に汗を流し、一緒に学び、楽しみながら、子どもを大切にする社会を作っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

プレイリーダーがインスタグラムで「おうち時間の過ごし方」アップしてます

プレイリーダーのぴかっち(中嶋)です。

開催自粛も3ヶ月目に突入しましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

普段は外で遊び場環境をつくっている私たちですが、この自粛期間、
おうち時間に寄り添う発信をしていけないだろうかと考え、
この度インスタグラムを使っておうち時間の過ごし方をupしていくことになりました。

毎日日替わりでプレイリーダーが遊びのタネを更新していきます。

インスタのURL
https://www.instagram.com/yokohama_playpark

QRコードの画像も添付しました。
(印刷することで、撮影→サイトに飛べます)

各団体・公園の倉庫等、是非多くの人に拡散していただければと思います。

こんなものを使った遊びある?こんなことが知りたい!等リクエストもあれば是非教えてください。


まだまだ不安な日々が続きますが、頑張って乗り越えていきましょう。
皆様もご自愛くださいませ。

 

危機的状況における遊び :子どものくらしに関わる人のガイド(IPA子どもの遊ぶ権利のための国際協会)

IPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)がこのコロナ禍の状況を鑑みて出した「Play in Crisis: Support for Parents and Carers」(危機的状況における遊び :子どものくらしに関わる人のガイド)の日本語訳をIPA-Japanが公表しました。

www.ipajapan.org

 

そして、この日本語訳は、一人のプレイリーダーが関わったとのことです。

詳しくはこちらもご覧ください。

www.facebook.com